耐久性だけでなく、軽さや美観が求められる分野で注目されているのが、アルミ合金ばねにアルマイト処理を施す技術。アルミはばね材としてはやや特殊だが、その軽さと防錆性から、特定用途では圧倒的な優位性を持つ。さらに、アルマイト処理により表面硬度と耐食性を向上させれば、より信頼性の高い製品に仕上がる。
◇アルミ合金ばね×アルマイトとは?〈aluminum-alloy-spring-anodizing〉
アルミ合金で成形されたばねにアルマイトを施すことで、軽量かつ高耐久なばね製品が実現。処理後はカラーリングも可能となり、製品デザインや識別性にも貢献する。
◇製品詳細
・材質:A5052,A5056などのアルミ合金
・処理:アルマイト処理
・形状:圧縮コイルばね、トーションばね、線加工など
・線径:0.3mm〜3.0mm対応(用途による)
◇特長
・軽量で柔軟性が高く、振動吸収性にも優れる
・アルマイト処理により表面硬度・耐食性が向上
・色分けや意匠性アップも可能
・非鉄金属のため、非磁性環境にも対応
◇おすすめの使用箇所
・ドローンや軽量ロボット用部品
・アウトドア・スポーツギアの内部ばね
・家電製品のスプリング機構部
・医療や介護機器の軽量部材…など
◇加工方法
アルミ合金材をNCコイリングマシンやNCフォーミングマシンで精密成形後、協力会社にてアルマイト処理を生成。使用環境に合わせた膜厚・カラー対応も可能。
◇取組み
素材の特性に合わせた加工条件を確立することで、変形や表面劣化を防止。量産対応のため、アルミ材ばねのための最適な曲げ半径やコイリング条件を社内でデータベース化し、安定供給を実現している。
◇まとめ
軽くて機能的、しかも見た目にも美しい。【アルミ合金ばね×アルマイト処理】の組み合わせは、今後ますます幅広い分野で求められていくはず。コストと性能を両立した提案ができる点でも、大きな強みとなる。
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