線加工


【線加工とは…】

線加工は直線・曲げ・つぶし・切断などの加工方法を組み合わせて成形されたもの。

主に相手物に取り付け、部品を保持したり、端部を固定し固定部以外の部分を稼働させて使用する事が多い。

物体を保持する力・戻る力を利用するばねのこと。

 

※線加工は、

 線曲げ加工・ワイヤー・クリップ・PIN・ロッド・フック・アンテナ・バー・接点ばね・軸・ジグザグばね など様々な呼び名があります


【線加工の各部名称】

※線加工の曲げ部は【外側=外R(そとあーる)】【内側=内R(うちあーる】と呼びます

※最小R(内R)は線径1本分程度。小さいRは曲げ加工時に使用する【芯金】【スピナ】と呼ばれる部品が折れてしまうことがあります

※曲げRの考え方 (曲げR数値が大きくなると大きなカーブになります)

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【線加工の加工方法】

製品の形状や製作数量・ロットによって 

◆空間成形 ◆フォーミング加工(マルチフォーミング加工)という加工方法を使い分けます。

それぞれの特徴(メリット・デメリット)は下記の通り⤵⤵

  メリット デメリット
空間成形

 

金型費(イニシャルコスト)なし

小ロット~中ロットに向いている

試作TRYがしやすい

 

形状にバラつきが生じる(平行度)

加工機の特徴が出てしまう⤵①②

フォーミング

マルチフォーミング

 

形状が安定しやすい

量産の対応可能(安価・安定・スピーディ)

 

 

金型費(イニシャルコスト)必須

初品は金型製作に時間がかかる

 

 ※中央ばね工業株式会社では主に空間成形を行っています (加工機:MCS・MX・DZ-3Aなど)


【線加工の難しいところ💦】~空間成形の場合~

①平行度

中央ばね工業株式会社では空間成形を行っています。

加工機:MCSシリーズ・MXシリーズ

 

製作スタートから切断までの間に、

◆直線加工 ◆曲げ加工 ◆切断加工をするので、

必ず製品に左右のズレや歪みが発生してしまいます。

 

中央ばね工業株式会社では約線径1本分程度の

ズレ・歪みで製品を製作することが可能です!!

※形状・加工機スペックにより変動します

 

②先端部の形状

中央ばね工業株式会社では空間成形を行っています。

 

加工機:MCSシリーズ・MXシリーズ

 

加工機の特性で、

加工開始時に約2㎜程度の直線が必要です。

 

 

 

 

③つぶし加工

中央ばね工業株式会社では空間成形を行っています。

 

 

加工機:MCSシリーズ・MXシリーズ

 

通常では線径1本分程度の曲げR(内R)が必要ですが、

曲げ加工後に曲げた部分をつぶす【つぶし加工】を行い

材料同士を密着させる製品もございます。

※折れやすくなりますのでご注意ください

 

 


【線加工のご紹介】

◆気になる形状がありましたらお気軽にお申し付けください♪


【線加工の加工機紹介】

空間成形マシン

     DZ-3A         MCS-8G               MCS-15 A/E/G         MX-20/20A

フォーミングマシン

      NF15

中央ばね工業株式会社では、線径Φ0.03~Φ3.0㎜までの線加工を

極細線専用マシン【DZ-3A】や【MCS8シリーズ】【MCS15シリーズ】【MX20】で製作いたします。

線径Φ3.0㎜以上の太線径の線加工は大きいマシンを保有している協力会社もありますので、お気軽にお問合せください♪


【線加工の検査方法・試験機】

      投影機                画像測定機                  トルク試験機



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