チタン合金×陽極酸化で差をつける⁈高機能ばねの可能性


過酷な環境下で使われるばねにとって、耐食性や耐摩耗性の向上は必須条件。特に医療機器や航空宇宙、化学プラントなどでは、素材自体の性能に加えて、表面処理技術も重要なカギを握ります。そこで注目されているのが、チタン合金と陽極酸化被膜処理の組み合わせ!!機械強度と表面保護、そして見た目の美しさを両立できる高機能ばねです。

 

 

◇チタン合金×陽極酸化とは?

軽量・高強度なチタン合金に対し、電解処理で酸化皮膜を形成することで、さらなる耐食性や耐摩耗性、美観を付加できる。

 

◇製品詳細

・材質:Ti-6Al-4Vなどのチタン合金

・処理:陽極酸化皮膜

・用途:医療部品、バイク部品、アウトドア製品、化学設備用部材など

・形状対応:圧縮コイルばね、トーションばね・線加工など(形状による)

 

◇特長

・陽極酸化による高い耐食性(特に海水や体液に強い)

・軽量かつ高剛性(従来材の約60%の重量)

・非磁性・生体適合性あり(医療分野との相性◎)

・美しい発色(ブルー、ゴールド・ピンクなど色調コントロール可能)

 

◇おすすめの使用箇所

・外科用器具、体内留置部品

・カスタムバイクのフレームやサスペンション部

・アウトドアギア(軽量・高耐久部材)

・化学薬品に接するバネ部材…など

 

◇加工方法

チタン合金を精密NCコイリングマシンやフォーミング機で成形後、電気炉で焼鈍処理を実施。表面処理は協力会社にて陽極酸化を行う。皮膜厚さや色調は電解電圧で細かく調整可能。

 

◇取組み

素材と処理技術の最適な組み合わせにより、QCDすべての面でバランスを追求。社内での加工技術蓄積と品質検査体制により、安定供給と短納期にも対応。試作から量産まで一貫対応する体制を整えている。

 

◇まとめ

高い性能と見た目の美しさを両立する「チタン合金×陽極酸化被膜処理」は、次世代ばねの選択肢として非常に有力。製品の価値を一段上げたいなら、この組み合わせは外せない。



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